トマトの品種は世界に1万種類以上!
世界中で栽培されているトマトの品種は、なんと1万種類以上。色も形も味も千差万別。この驚異的な多様性が生まれた理由とは?
📅 2025年11月26日

スーパーに並ぶトマトは、5〜10種類程度。しかし、世界に目を向けると、トマトの品種は実に1万種類以上も存在するのです。この驚異的な多様性は、どのようにして生まれたのでしょうか。
人類の改良の歴史
トマトがヨーロッパに伝来してから約500年。その間、人類は絶え間なくトマトの品種改良を続けてきました。甘いもの、大きいもの、長持ちするもの、病気に強いもの——目的に応じて、無数の品種が生み出されてきたのです。現代では、遺伝子レベルでの改良技術も進み、さらに多様な品種が誕生し続けています。
色・形・味の多様性
一口に「トマト」と言っても、その姿は実に多様です。色は赤だけでなく、黄色、オレンジ、緑、紫、黒、さらには縞模様のものまで。形も丸型、楕円形、洋梨型、ハート型と様々。味も、糖度15度を超える極甘品種から、酸味の強い料理用品種まで、用途に応じて選べるようになっています。
日本だけでも数百品種
日本国内だけでも、登録されている品種は数百種類に及びます。スーパーで見かける「桃太郎」や「アイコ」は、その中のほんの一部に過ぎません。地域特有の伝統品種(エアルーム品種)も数多く存在し、それぞれに独特の風味と歴史があります。
あなたがまだ出会っていない「運命のトマト」が、きっとどこかにあるはずです。この多様性こそが、トマトの最大の魅力なのかもしれませんね。
📚 出典: トマトの大百科 (まるごと探究!世界の作物)
